SPN BIZ Info.
2022年3月7日から3月27日の間に「株主総会の実務対応~近時の動向も踏まえて」を配信しました。
本セミナーでは、当社の豊富な株主総会支援の実績に基づき、株主総会対応の勘所について、近時の動向も踏まえつつ解説しました。
セミナー概要
講演
1.株主総会を巡る動向
株主総会対応においては、一般的にどういった取り組みがなされているか、各企業がどういった点を悩んでいるのかを知ることが参考になります。
2021年度全株懇調査報告書を基に質疑応答、株主提案や動議対応の状況を確認しつつ、会社法改正、コーポレートガバナンス・コード改訂の要請を踏まえ、企業が行うべき対応を解説しています。
また、具体的事例の蓄積がまだ少ないバーチャルオンリー株主総会、ハイブリッド型株主総会といったインターネット等を通じた出席、参加が可能な株主総会についての留意点を解説しています。
2.株主総会の事前準備としてすべきこと
株主総会対策において、最も核となることは事前準備です。どのような事項をリスクとしておくべきか、想定問答集作成において、どういった回答が望ましいか、リハーサルでの留意点等を会社法改正・コーポレートガバナンス・コード改訂の趣旨を踏まえつつ解説しています。例えば、役員も交えて、想定問答集を作成したり、昨年、一昨年度の質問・回答内容を確認し、検討しておくことが重要です。このように回答を役員も交えて作成しておくと、答弁が充実し、株主から信任を得やすくなり、レピュテーションを高めることにつながっていきます。
3.株主総会当日の運営の留意点
会場レイアウト、警備、適切な議事整理、新型コロナウイルス対策に関して解説しています。総会における決議の方法が著しく不公正な場合には、取消事由となりかねないため、議事整理をはじめとする総会の運営は非常に重要です。出席株主の多くは、企業を応援している個人株主ですが、一部において、いわゆるクレーマー株主も出席してきます。また、ワクチン接種が広がっており、新型コロナウイルス対策について、昨年同様に考えてよいかは悩みどころでもあります。
もしもの時に備えてリスクを想定し、専門家を交えて対応を行うことが肝要です。
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