SPN BIZ Info.
BCM(事業継続マネジメント)簡易診断は約50問の質問項目に基づき、企業の防災・災害危機対策とその運用について「事業継続」「予測」「予防」「対応」の4つの視点で客観的に評価し、改善策を助言します。
実施要領
所要時間:約1時間30分程度
対 象 者:実際の対応にあたる部署の責任者に対するヒアリング
報告までの期間:約2週間
診断結果:項目ごとの整備レベルおよび評価を「診断結果報告書」にてレポートします。
貴社の取り組み状況をわかりやすく数値化するとともに、当社が独自に設定
した「あるべき姿」に対する達成度とともにご報告いたします。
地震や水害などへの対策は十分ですか?
西日本に本社をかまえる、数多くの店舗を営む会社の総務担当者さんは、ここ数年の豪雨や地震の発生に危機感を覚え、上司の指示の下、中小企業庁のサイトや参考書を見ながらBCPを苦労して作り上げました。しかし、BCPを完成させたはいいものの、いざBCPをもとに訓練をしてみようと思ったら何から手を付けて良いか分からないことに気が付きました。困った総務担当者さんは当社のBCM(事業継続マネジメント)簡易診断を受けたところ…
なんと結果はD判定。
低評価のポイント
トップメッセージとしてBCMについて発信されていますが、従業員に周知されていません。したがって、従業員が有事の際にどう行動していいか、行動指針が明らかになっていませんでした。また、対策本部の設置基準が曖昧であったこと、地震における被害予想も自治体が公表しているものと大きな差異が認められました。簡易診断を契機として、いくつかの店舗の実態を確認してみると、有事の際の初動マニュアルについても店ごとでバラバラであることもわかりました。
改善に向けて
担当者はSPNにBCPの見直しを依頼。まず拠点や店舗ごとにハザードマップ分析を行い、どのような災害でどのような被害が生じるかを明確化していくことをSPNより助言を受けました。例えば、店舗によっては水害対策としてライフジャケットを準備する必要性があるなど、担当者は全く想像もしておらず、驚いていました。また、自社の規模とマッチするように店舗の事情に応じた準備と対応マニュアルが整備されました。
BCPのブラッシュアップに向けて
BCPを改めて見直したところ、有事の際に各店舗の従業員が実際にマニュアル通りに行動できるかを確認する必要性も感じた担当者は、追加で当社の訓練も実施されました。訓練を通じ、部門を横断した取り組みとし、全社的なBCPの浸透を図っていきました。
診断結果(サンプル)
BCPは企業規模と立地条件等の災害予測に則した現実的な取り組みをすることが重要です。巷に出回る大企業の事例が必ずしも参考になるわけではありません。また、BCPは継続的にブラッシュアップしていく必要があります。
皆さん、ぜひこれを機に一度、当社のBCM簡易診断を受けてみませんか?
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