HRリスクマネジメント トピックス
「三匹(?)が語る!HRリスクマネジメント相談室」が今月からリニューアル!
職場におけるトラブルは、様々な要因が複雑に絡み合って起きるもの。複合的な視点でとらえないと、真の問題解決には至りません。
悪事に手を染めるのも人ならば、素晴らしい成果をあげるのも人!どうしたらトラブルを抑えられるだろう、どうしたらもっと力を合わせ、のびのびと力を発揮できるだろう?
SPNの森に生息する動物たちが、今日もチャットで語り合います。
みみずくさん:
SPNの森のお目付け役。愛らしいフォルムと裏腹に、猛禽類らしい鋭い目線で最新のリスクをチェック!さらに森の仲間たちの文章もチェック!夜行性?うーん、夜中に起き出して活動を始めるから、夜行性なのか早起きなのか…?
黒豹さん:
黒いのは、ゴルフや釣りなどアウトドアライフのせい? SPNの大阪の森や福岡の森を棲み処としていたこともあり生息域は広い。20数年前に内部通報窓口の受託運営サービス「リスクホットライン」を立ち上げたのは実は…。
モモンガさん:
小さな皮膜で滑空する夜行性。特定社会保険労務士、産業カウンセラー、ファイナンシャルプランナー。そこそこ長い会社員経験をおなかの袋から取り出しながらSPNと会員企業様の森を飛び回ります。
リスちゃん:
森の中を駆け回り、皆さんのお困りごとに対応します。気が付けばこの森に来て7年が経ちました…。最近、森のパトロールエリアが変わり、内部通報に触れる機会が多くなりました。ご相談には変わらずお答えしていきますよ。
ペルシャ猫さん:
ゆったりと過ごすことが好きな猫。ゆったりと過ごしたいが、過ごせなかった過去を持つ。社会保険労務士のほか財務会計の資格もあり、人事労務と財務会計分野の実務経験が長い。SPNの森では日増しに内部通報制度との縁が深くなっています。
キリンさん:
去年の夏から相談室のレギュラーメンバーになりました!長ーい首で会社のことを見渡せるよう、ペルシャ猫さんの勉強会に毎週リスさんと参加中。
たぬきさん:
森を散歩中、HRリスクマネジメント相談室の前を通りかかったら、ネコさんにつかまり初登場!カスハラや不祥事対応の経験が豊富で、引越しを伴う転勤、配置転換は5回経験。研修のロープレで、お客様から「関西弁は控えめで」と言われるうちに、すっかりマイルド関西弁になりました。
ネコさん:
当相談室の留守番ネコ。猫なで声と鋭い爪をあわせ持ち、企業内での人事実務経験が豊富。保有資格は、社会保険労務士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント等。新年からリニューアル!これで何匹に増えても安心ニャ(?)
今月は、この春入社3年目になる、若手社員のAさんからの相談です。
新卒で入社してもうすぐ丸2年。営業の仕事もようやく軌道に乗り、自分なりの「新年の目標」を掲げていたら、1年先輩のBさんから怪訝な表情で言われたんです。
「Aさん、今年は異動の年だよね?その目標、意味無いんじゃない?」って。
そういえば当社は、若い間は「2年に一度は異動」という習慣があります。人事からは、会社説明会や入社時のガイダンスで「様々な部署のことを知らないといけないから」と言われ、自分も納得していたつもりでした。
でも、いざ異動が現実味を帯びてきたら、急に嫌になってきてしまって。
せっかく仕事が楽しくなって、成果も出せるようになったのに、どうしてまた一からやり直しなんでしょう?
しかもBさんによると、最初の配属が本社の営業だった人は、次は地方の工場へ行かされるとか!
友人とも離れてしまうし、ライブにもめったに行けなくなるし。
引っ越したら転職活動もしづらくなるから、いっそ内示が出る前に退職してしまおうかと思っているんです…。
せっかくノリノリで働いているのに、異動はもったいない気がするニャー。でも社内でいろいろな経験を積んで欲しいという気持ちもわかる。辞められてしまったら元も子もない!
きっと、Aさんも会社もハッピーになれる道があるはず!SPNの森の動物たちと考えてみるニャ!
〈「2年で異動」って、どうなの?〉
「2年に一度は異動」って早すぎるような気がする。そんな会社もあるんだね。 | |
前の森が2年で異動が通例でしたよ。 | |
へ~。 | |
3年はむしろ長い方です。 | |
「石の上にも三年」…って、2年かいっ!2年じゃ、あたふたしている間に過ぎそう。 | |
1年のケースもあります(笑) | |
ニャァ! | |
金融機関も短いよ。最近は少しずつ伸びているけど。 | |
以前、3年は「これから」という時期で早すぎるから5年にする会社が増えたという記事を読んだこともあったような。 | |
公務員も割と頻繁に異動しますよね。不正防止などでしょうか。 | |
ご推察のとおり、業者との癒着防止や経理不正の防止ですね。金融機関もそうだと思います。 | |
銀行の方からも「2年」で異動とよく聞きます。横領や窃盗の不正対策で異動させる目的もあります。 | |
業種や会社の規模によって、感覚が全然違うニャー。ネコの前の森は中堅のファブレスメーカーだったので、異動はほとんどなく。そもそも拠点も少ないし、エンジニアは担当する製品群ごとに求められる知識や技術が違い、それらを日々アップデートしていく必要もあったので…積み上げが大事だから、そうそう異動なんてさせていなかった。金融機関出身の社長さんが、メーカーでも「異動は当然だ!」と言っていて、驚いたことがあるニャ。 |
〈異動に納得…できる?〉
異動が前提になっているかどうかでこの相談の捉え方は変わるよね。 | |
そうだと思います。公務員や銀行員なら不正防止のために、どうしても異動が必要になるので、「異動が多いのは仕方ないでしょ」で終わってしまうと思います。 | |
新居を建てて引っ越しが終わったとたんにロンドン行きを命じられた友人がいました…。 | |
新居購入したら異動は「あるある」です。 | |
それってわざとそうしているらしいですよ。「持ち家を持つとなかなか辞められないだろうから」と。他にも理由があるんですかね? | |
いじわるじゃない?(笑) | |
え?(笑) | |
新居購入直後だと意図があるように思っちゃいますね(笑) | |
辞めさせたい人に異動を持ちかけて辞めてもらおうとする会社、けっこうある。都度、説教しています。 | |
昔はよく聞いたね。最近もあるのかしら。 | |
ある!もともと問題を起こしがちな人を、意に添わない異動で安易に辞めさせようとして、こじらせて、結局相当なお金を積むことになったり。 | |
異動は別居を伴う単身赴任となることが多いので生活は大変になるからね。そこは、周りはよく文句を言っていたよ。 | |
あえて生活苦に追い込むということですか(苦笑) | |
そうではないと思いたいけどね。 | |
公益通報者保護法の改正案で、不利益取り扱いの罰則を設けようとしてますけど、人事異動は対象外になってるじゃないかですか。因果関係の証明が難しくて、通常の人事異動がやりにくくなるからなんでしょうけど、実際、一番やりやすいのは人事異動な気がします。 (※)▼消費者庁「公益通報者保護制度検討会」 |
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そう、改めて異動は対象外にする方向だって公表されてたね。色々な会社の通報後の対応を見ていて、異動が揉め事の起点になることって多いんだよね。 | |
解雇や懲戒が罰則の対象になると、ますます人事異動のカードが切られるような気がします(苦笑) | |
で、通報者からの「この異動は通報したことによる不利益取扱だ!」という訴えも増える…。 | |
転居を伴う配置転換は、裁判にもなりやすいので、合理的理由と丁寧な説明が必要ですよね…。会社都合の異動で、全然違う分野に行くって、日本特有ですよね? | |
日本の場合は、学校が職業教育をするのではなくて、会社が職業教育をすることが大半だからですね。 | |
海外はジョブ型がほとんどなので、マネージャーに昇進するような場合を除くと、一般的には、社内でその人の仕事内容を変えるのではなく、会社がその仕事自体をなくすか、労働者側が会社を変えるか、という選択になりますね。 | |
そうなんだよね。欧州の友人にさっきの金融機関の転勤命令の話をしたらスゴい驚いていました。 | |
欧米の人は、特にそう思いますよね。仕事はそのままで場所が変わる、例えばグローバル企業で、プロモートしたことで、ヨーロッパからアメリカに移る、という人ならいると思いますが…。 | |
それはあるね。グローバル企業に勤めてるスウェーデン人の友達は色んな国を転々としてる。 |
〈異動させやすい人って…?〉
異動して業務ががらっと変わっても、完全に一からやり直しというわけではないと思いますが、Aさんは転居が伴うことのハードルが高そうですね…。 | |
若手社員の感覚もこの相談を考えるうえでは重要になるね。異動に対する考え方は以前と今とではだいぶ変わっていると思う。 | |
独り暮らしならまだ異動させてもいいでしょ、という考えで異動させるケースは多いですよね。 | |
逆に独り暮らしの若手社員は、異動を命じられてさっと辞めてしまうことが多いと聞きます。 | |
私は大阪の森と福岡の森を経験させてもらって本当に良かったと思ってるから、転勤はした方がいい派なんだけど、転勤したくない人の方がやっぱり多いのかしら。 | |
最初から「転勤なし」という採用も増えているから、若者には特に重要なことなんだとは思う。 | |
でも若手とか、独身の人とか、子どものいない人とかを転勤させることは多いですよね。家族が増えると動かしにくいから。子どもの学校の問題もあるし。 | |
なので二重生活を選択する人も多い。 | |
自分の経験ですが「年配の社員に頼みにくいから、たぬきにしよう」という決め方が多かった気がします。 | |
前の森でも、言葉は悪いかもしれないですが「良いように使われている人」いましたよ(苦笑)体力面でも精神面でもタフな人が選ばれる印象です。 | |
父親が最近まで単身赴任続きで、しんどそうな様子を見ていた身からすると、やっぱり転勤とか異動は若くないと大変だよなとも思います…。 | |
ご近所の、たぶん60歳ぐらいの旦那さんが、「家では辛そうに見せていてるけど、実は単身赴任の方が気楽なんっすよね」って言ってた。あ、キリンさんのお父様がこの人と同じと言いたいわけではないよ。人それぞれということ。 | |
「単身赴任中のお父さんの家を訪ねたら、こっそりハムスターを飼っていて、泣けた」という話を聞いたことがある…。 | |
なるほど…受け止め方も環境も人それぞれですね。 | |
転居を伴う異動は、指示された社員によって捉え方が大きく違いますね。便利な場所かそうでないかによっても変わります。あと、事前の説明が雑か詳しいかでも捉え方が変わるかと。 |
〈説明が大事なのでは?〉
説明、大事ですよ!黒ヒョウさんは大阪と福岡の森へ、たぬきさんは大阪の森からここへの転勤経験ありということですよね。他に異動したことがある人は?ネコは、転勤はなしで、大きな職種変更が1回、あとは転職です。 | |
3回、転居を伴う異動しました! | |
私は転居を伴うものは経験ありませんが、一時期大阪に通い詰めていた時は、この頻度で行ったり来たりするならいっそあちらに部屋を借りたい…とは思いました(笑) | |
前の森では2年に1回の異動は経験しましたが、実は「転居」はないまま、この森に来ました。前の森では、一定エリア内での転居が有り得ます。 | |
説明って、受けられるものなのですか? | |
飲みの席で(笑) | |
えええ!お酒でごまかさないでよっ!って感じ。 | |
人によるとは思いますけどね。たぬきさんが大阪の森からこっちに来られたときは、どうだったんですか? | |
僕の場合、転勤の前に、クライアントとのコンサルティング契約が1年で決まってました。なので転勤を命じられずとも1年は住まいを移して仕事をすることになると思ってました。 | |
コンサル契約の都合だったんですね。 | |
Aさんは、説明がないからイヤになっているんじゃないかと。 | |
異動を命じる人が過去に異動したことがない人で、移動先の業務を詳しく知らない場合、命じられた人が命じた人に「どんな部署でどんな仕事?」って聞いても答えがあいまいにならざるをえない問題があるかもしれません。 |
〈Aさんは、異動に納得して入社したんじゃないの?〉
Aさんの場合、まだ噂でしかないのに嫌になってるように見えますが。 | |
このご相談よく見ると、まだ内示とかは出ていない段階なんですね。せっかく成果も出せているのに退職を考え始めてしまうのはもったいないです。 | |
でも「2年で異動」が通例みたいだからね。覚悟はしなきゃなんじゃない? | |
噂が本当になった場合、地方に行ってからでは転職もままならないので、今のうちに…という気持ちはわかりますね。 | |
そもそもわかって入社したんじゃないの? | |
私も「2年ごとに異動するって分かってたでしょ」と思いました(苦笑) | |
わかっていても、他社と比べて「あれ?」ってなるならイヤになりますよー。 | |
隣の芝生が青く見えちゃったわけですね(苦笑) | |
「よく考えたら」ってありますよ。 | |
「よく考えたら」というか、もともと考えが甘かったのかもしれないですよ? | |
経験してみて、初めて気づくこともあるんじゃない?ノリノリな時に、「ルールだから」の一言で異動させられたら、やっぱりイヤだもん。 | |
コロナ禍で、リモートワークが柔軟にできるようになって、転勤の考え方を見直す会社も増えましたし、周囲の環境を見て、自分の考えが変化することもありますよね。 | |
「昔からこうだから、異動が当り前」じゃなくて、今改めて、異動の効果をきちんと伝えられればいいんじゃないかな? | |
働いてみて考えが変わるのは仕方ないけど、異動をこんな風に捉えられると会社も経営できないな。もちろん、説明を尽くす必要はあるのだけど。 | |
淡々と言われたことだけやる人だったら、むしろ気にしないでしょうけど。「こんなもんですよ、会社なんて」って。人的資本経営って言っておきながら、ただの歯車じゃん?ってなる。 | |
私は、世界中の人が全員漏れなく「歯車」だと思っています。多くの歯車が噛み合うことで、はじめて世の中が回るという意味で。もちろん、歯車の大きさ(=社会的影響力の大きさ)は、人によって違うと思いますよ。 | |
どうせ歯車なら、楽しめる歯車でありたいですもの。会社には人事異動を命じる権利があるけれど、個人には職業選択の自由がある!どっちが大事か?となったときに、会社に対するエンゲージメントが低ければ、個人の意志が勝つよ。 | |
どこまで本人の事情に寄り添えるかも、会社の経営には重要だけどね。大局的には、ジョブ型でない限り、社内で人材を流動化させる手法にも利点はある。ただ、キャリアを重ねれば、ジョブ型に近づくはずだけどね。異動もそういう方向になっていくよね。一方で、まだ十分に育成されていない段階でキャリアを固定化してしまう怖さもある。 | |
だからこそ、説明や展望、期待を伝えてほしいんですよ。 | |
聞く前に聞く耳をもたない相談者にも見えるけどね。 | |
そうかなぁ。話してみないとわからないと思うけど。冷たいなぁ。 | |
長期雇用が前提ではなくなった今となっては、会社側は、説得力を持った転勤理由の説明がなかなかしづらいということもあるのかもしれませんね。 | |
それが本質だと思う。 | |
私は前の森で何度も異動して良かったですけどね。視野が広がりますし、色んな人と仕事ができますし。 | |
ホント。とにかく色々な経験をすることって大事だと思う。違う部署、違う土地、違う国‥‥後になって経験しておいて良かったって絶対に思える…と私は思ってる。 | |
そういう本人のメリットをしっかり話せる人がいると説得力が出るのですけどね。 | |
ネコも異動はよかったと思っていますよ。ネコの場合は会社側の意向と自分の意向が一致した上での異動でしたし。でも色々な人、場所で違う経験をするという意味では、転職だって同じで、転職もよかったと思っています。まぁ、辞められた側の会社は、一瞬は多少困ったでしょうけれど。別に私がいなくたって会社は続くし…って、あ、なくなった会社もあるけど。 | |
辞めるという選択肢が一般化した今は、異動に対する拒否権が強くなっているなと感じる。 | |
異動がイヤだというわけではないし、自分のためになることもわかる。でもタイミングによっては、「今?」って思うかも。 | |
そもそも全員が2年に1回異動するような組織で、全員の希望や事情を斟酌はできないのが現実ですよね。玉突き人事というやつで、年齢とかでエイヤ!でやらないと回したくても回せないですから。それが嫌なら辞めるしかないのが現実かと…。前の森の場合、毎年9月に「職員カード」を全員が人事に出すことになっていて、そこに希望する仕事や家庭の事情を書くんですけど、希望が通ることなんて結構レアですよ。 | |
大きな組織ではそうなんですね。そもそもネコが前にいた中小の森では、転勤させようにも、場所や職種が限られていましたから。「実質的には、ほぼ転勤なし」が採用時の売りにもなっていました。別の経験がしたくなったら、自分のタイミングで転職できますし、自分で道を選びたい人は、そもそも大きな組織に向いていないのかも(笑)「キャリアの自律」が求められる時代のはずなのに、現実は難しいのね…。 |
〈ジョブ型にすれば意に沿わない異動はなくなるけれど…〉
異動をなくすということはジョブ型に移行するということだよね。 | |
会社がジョブ型に移行するには、本当は学校教育や社会保障もジョブ型に合わせないといけないと思いますけどね…。日本でそれをやるにはハードルが高いですが。 | |
若者には本当は厳しい制度。 | |
そうなんですよね。ジョブ型の欧米では、採用が「欠員補充方式」で、欠員が出ない限りは採用の門戸が開かれないですから、若者が就職したくても全然就職できない問題がありますからね。解雇だって、勤続年数の短い労働者から順番に解雇していく「セニョリティ・ルール(先任権制度)」があるので、リストラの局面になると、若者が真っ先にその候補にされてしまいます。 | |
海外では自力でキャリアを作って行かなければならないところを、日本は会社都合はあるとはいえ、若いうちは温かい目で色々な経験をさせてくれるわけですから、若者にとっては良い環境だと思います。 | |
そうなんですよ。「異動したばっかりだから仕方ないよね」がまかり通るのは、良いことだと思います。実はメンバーシップ型の方が、若者には優しいはずなんですよ。ジョブ型の場合、学生時代の決断が一生の決断になりますから。ドイツの場合、9歳くらいの学校の成績が一生を左右しますし。 | |
9歳……! | |
9歳なんて、なーんも考えてなかったよ。 | |
そういう意味では、日本よりも海外の方が「やり直しがきかない」ということですね(苦笑) | |
州によって違いはあるようですが、9歳の時点で、ホワイトカラーコースと職業系コースに分かれる、しかも、教師がある程度「あなたはこちらのコースね」という話をするらしいですね。 | |
そうらしいですね。教師が決めるというのは、私も聞いたことがあります。 | |
9歳で適性ってわかるもんなんですかね…。 | |
学習脳科学の研究では、言語能力の臨界期が9歳あたりらしいので、ある程度の能力が見極められる年齢なのかもしれないですね。 | |
教育が整っているのかもしれませんが、教師もすごいですね。 | |
責任重大過ぎて、私は絶対やりたくないですわ(笑)行動遺伝学によると、遺伝でほとんど決まるらしいですよ(苦笑)自殺するかどうかも遺伝で決まるという研究結果もあります。 (※)▼現代ビジネス『自殺は「遺伝」するのか? 行動遺伝学者が導き出した答えは…』 |
〈異動に伴う労働条件の変更〉
質問です。異動に伴う、仕事の内容や賃金計算方法の変更の説明は、「異動の内示のときにしなければならない」とか、法令で何かきまりや目安があるのですか。 | |
メンバーシップ型の場合はないです。仕事の内容は基本的に会社が決めるので。ジョブ型の場合は契約内容の変更になるので、契約のまき直しが必要です。 | |
賃金の計算方法とか、金額にまで影響が及ぶなら、説明はすべきと思いますが…。賃金規程を見ればわかる…自分で金額が計算できるようになっているなら、まぁ、義務はないのかな。 | |
「法令」上で言えば、メンバーシップ型は特にないということですね。ただ、採用時の労働条件通知書には、変更の範囲を書くことになってますけど、厚生労働省が示したサンプルでは「会社の定める営業所」「会社内での全ての業務」「全ての業務への配置転換あり」程度の記述で良いとされています。ただ、「予見可能性の向上やトラブル防止のため、できる限り就業場所・業務の変更の範囲を明確にするとともに、労使間でコミュニケーションをとり、認識を共有することが重要です」とも付記はされています。 (※)▼厚生労働省「2024年4月からの労働条件明示のルール変更 備えは大丈夫ですか?」 |
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義務ではないけどさ。労働条件の話のついでに、異動先で何を期待されているのかとかをじっくり話すきっかけにはできるよね。 |
〈転勤や異動のメリットは大きい!〉
皆さんの意見を総合すると、私も含めて、異動や転勤、転職は「良い経験だった」ということで一致してますよね。 | |
そうね。 | |
大阪の森に転勤して、「へ~、本社ってこう見えているんだ」と感じたのを覚えている。Aさん、「地方の工場へ行かされる」って言ってるけど、そういえば、東京本社の人から「地方、地方」って言われるのが差別的に感じた時期もあったな~。工場も経験すると色々な発見があると思うし、色々経験すると相手の立場で物事を見やすくなるよ、って言いたい。 | |
「東京より物価が安くなるからいいじゃん」という考え方もありますし(笑)ただ、地域手当があるところだと、手当が下がってしまったりしますけどね…。 | |
福岡の森は、安くて、美味しくて、海も山も近くて、サイコーでした^^。 | |
羨ましい(笑) | |
製造の現場を知ることは、他の職種をやるうえでベースになるはずだからね。最初に工場勤務してから異動ってメーカーも多いけど、そういう異動なら納得性は高まるとも思う。 | |
でも「研究開発をしたい!」と面接で熱く語って採用されたのに、工場勤務と言われて泣き崩れる人もいるとか…。 | |
あるあるですね(笑) | |
面接で「当社で実現したい夢」なんて聞かなきゃいいのに。「まずは工場勤務で現場を知ってもらいますよ」と念押しして、ためらうなら内定を出さなければいい。研究開発をしたいなら、そういう中小の森もあるんだからさ!…って、中小の森で採用を担当していたネコは思っていました。どれだけ大手に流れて、内定辞退に泣かされたか…。 | |
たぬきさんに質問です。クレーム対応と営業の現場をご存じの状態と、仮にコンサルしか知らない状態とではどれくらい違うものです? | |
人に怒られることや自分を否定されることが平気になります(笑) | |
「柳に風」「糠に釘」「暖簾に腕押し」という能力! | |
タフになったということですね(笑) | |
まじめに答えると、調整能力が身につくということだと思います。自分、お客様、お客様のお客様、と複数の主人公で物事を考えることが習慣になるので、いま挫折を感じても、別の工夫が思い浮かぶようになると思います。 | |
なるほど。 | |
意味のない経験なんてないよね。キャリアは足し算だけではぐんっ!とは伸びず、掛け算で大きく伸びる、とも言われますしね。 | |
そういう意味でも、身動きがしづらい年齢になってから動くより、若いうちに異動や転勤で色々経験できるというのは、本人のメリットでもありますよね。会社が責任や育成の手間を掛けながら、本人の経験を増やしてくれるわけですから。 | |
別の視点で申し上げると、前の森ではクラッシャーがいっぱいいたので「後2年の我慢だ!」で、皆さん乗り切ってました(苦笑)「今は大変(むしろ地獄)だけど、必ず終わりが来る(終わるタイミングが明らか)」と考えられた方が良いじゃないですか。逆に「この地獄はいつまで続くのか…」だと、相当しんどいですよ。 |
〈Aさんに対して、会社は何をできるだろう?〉
Aさんが嫌がっているのは、異動が「習慣だから」なんじゃないかな、と。そこにどんな意図があるのかが、やる気のなーい先輩の一言によって見えなくなっているんじゃないかと。 | |
新年一発目の目標に「意味がない」って言われるんですもんね…。異動を見据えた目標の立て方のアドバイスなどにシフトしてあげたらいいのにと思いました。 | |
本当に、それですよね。周りの大人の言動は、大事ですね。 | |
そう!この先輩が余計なことを言うから、Aさんがネガティブモードに入ってしまったんじゃないかな。だって頑張っていたわけでしょ?ノリノリで自ら目標を掲げていたんですよ、Aさんは。相談しやすい上司にちょっとだけ弱音を吐ければ、上司から異動の意義や経験談みたいなものを聞けたでしょうに。よい上司に相談できれば、異動にも前向きになれると思うよ、Aさんなら! | |
いろんな大人から話を聞けるとよいのだけれど。 | |
異動や転勤は、本人にとってもよい経験になるということを、会社が、若者に丁寧に伝えることが大事ですね。 | |
異動をなくすのではなく、「意味のない異動を意味のある異動に」意味付けを変えられればよいのではないかと。ジョブ・クラフティングは大事。そのためにも、「異動してよかったよ」とか、異動の意義をちゃんと語れるような上司や先輩の話を聞いてほしいな。 | |
2年ごとに異動があるなら、1回は異動してみて、「異動先で何を身につけようか」と考えながら仕事に取り組んでみると、いずれ転職するにしても経験と考える力がつくと思うので、Aさんには、「1回は経験してみよう」と前向きに考えてもらえるといいんじゃないかなと思います。 | |
色々聞いてちゃんと考えたうえで、最終的に転職の判断ならそれはそれでご自身のためにもなるでしょうし。 | |
前の森は、突然来なくなる人が1フロアに1~2人くらいいるのが当たり前でした。そういうのもあって、私は「Aさんは考えが甘い」と思ってしまうんですよね…。「教えてもらう」のを待つのではなく、自分から教えを請わないと。 | |
突然来なくなる人が多い職場って…職場の方に「問題あり」ですが。情報を取りに行くことに対してもじもじしてしまう若手は多いような気がします。だからこそ、心理的安全性を高めることが大事かと。 | |
おっしゃるとおり、前の森に問題があるのは間違いないです(笑)ただ、その職場を変えるのと、自分の行動を変えるのと、どちらが早くて確実かというと後者です。「人にやってもらう」という考えが「甘い」というのは、声を大にして言いたいですね。「『情報を貰えなかったから、できませんでした』が本当に言い訳として通用するのか?」と思うことがあります。自分のためなんだから、自分から情報を取りに行かないと。 | |
なるほど。Aさんにも、社内の人ともっとコミュニケーションを取ろうよ!と言うべきね。会社や上司にも工夫の余地はあるけれど、コミュニケーションは「自分から」が大原則だから。お互いに「自分から」で情報を集めようとしたり、提供しようとしたりできればいいよね。 | |
今回は、話をした先輩の対応が宜しくなかったので、この会社さんだと、「話を聞くべき人」を選ぶこともポイントになりそうですね。 | |
人を選ぶのも大事ですよね。Aさんの今後のためにも(笑) |
「HRリスク」とは、職場における、「人」に関連するリスク全般のこと。組織の健全な運営や成長を阻害する全ての要因をさします。
職場のトラブル解決と、もっと力を発揮できる職場づくりに向けて、SPNの森の動物たちは今日も行く!
※このコーナーで扱って欲しい「お悩み」を、随時募集しております。