SPNの眼
執行役員(総合研究部担当) 主席研究員 西尾 晋
気象庁は、昨日、1月7日から9日頃にかけての「暴風雪と大雪」についての注意喚起「7日から9日頃にかけての暴風雪と大雪について」(気象庁・令和3年1月6日12時00分)を行っています。それによると(※以下、引用・抜粋)、
概況
- 7日~8日朝にかけて低気圧が急速に発達する
- その後、9日頃にかけて、日本上空に強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置になる
暴風雪・暴風・高波
- 7日は全国的に風が強まる
- 7日から8日にかけて、北日本と東日本から西日本の日本海側を中心に非常に強い風が吹き、大荒れや猛ふぶき、海は大しけとなるおそれがある
- 東北地方の日本海側では7日よるに風が非常に強まる
大雪
- 7日から9日にかけて、北日本から西日本の日本海側では平地も含めて、太平洋側では山地を中心に大雪となるところがある
- 太平洋側の平地でも積雪するおそれがある
警戒事項
- 猛ふぶきや吹きだまり、暴風や高波による交通障害に警戒
- 大雪による交通障害にも警戒・注意
- 路面や水道管の凍結、屋根からの落雪、停電や倒木、山地ではなだれに注意
- 雷や竜巻などの激しい突風にも注意
この発表を受けて、国土交通省も「大雪に対する国土交通省緊急発表」を公表し、ドライバーに対して、次のような注意喚起を行っています。
以下、気象庁発表との重複部分は割愛して、引用・抜粋します。
- 大雪や暴風雪による立ち往生等に警戒が必要です。不要不急の外出は控えてください
- やむを得ず自動車を運転する場合には、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着をお願いします。
- 降雪状況により、集中除雪による通行止めやチェーン規制を実施する場合があります。広域迂回の実施や、通行ルートの見直しなどのご協力をお願いします。
- 公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあります。
- 最新の気象情報や交通情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動いただくようお願いします。
気象庁、国土交通省からの注意喚起の他、暴風雪により「停電」が発生し、暖房器具の停止による体調不良、事業活動の継続困難などの事態を招く可能性があります。
また、暴風雪や大雪による交通障害により、道路での立ち往生や流通停滞も懸念されますので、備蓄や暖を取れるツールの確保をお勧めします。
身の危険も生じかねませんので、無理に外出せず、身の安全を最優先に行動してください。
なお、雪の状況については、気象庁の下記のサイトから確認できます。