「SPNレポート～企業における震災リスク・BCPの取組み編」(2014.3)

当社では、東日本大震災後、主に当社クライアント企業を対象に緊急アンケートを実施し、本大震災では、実際どのように対応したのか、それによって何が問題点として浮かび上がったのか、あるいは、震災リスクやBCPといったリスク管理的な課題に対してどの程度の取組みがなされているのかなどについて、その全体的な傾向を定量的に把握するとともに、個別に自由コメントを記載していただくことで、好事例や反省点、今後の課題などについても定性的にその傾向等について調査・分析を行い、本レポートとしてまとめました。

また、あわせて、当社が実際に被災地でクライアント業務の支援を行った際に、当社の危機管理的な視点から今後の震災リスク対策の参考になりそうな事例のご紹介、本アンケート調査結果から見える全体的な傾向に関する分析結果や、当社の考えるBCP／BCMのあり方、更には、BCPを有効に機能させるための当社独自の概念である「Ｂusiness　Ｐrotection Ｍanagement（BPM）」の解説などを収録しており、危機管理的な視点から総合的に震災リスク対策やBCP／BCMをご理解いただけます。

本レポートが、今回の東日本大震災から得た貴重な教訓を踏まえ、それらの巨大リスクを看過することなく、真正面から向き合い、社員とその家族、企業を守るために、今できることから着々と取組んでいく、そのヒントや契機としていただきたいと思います。