【4/21 Web開催/会員限定】不祥事等発生後の再発防止・信頼回復に向けた対応について
◆開催の背景
企業不祥事等が発生し、そのたびにコンプライアンス体制の強化が叫ばれますが、その後も、不祥事を繰り返している企業が少なくありません。また、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉もありますが、緊急事態が収束すると関係者が安堵するのか、再発防止策の実施も実質的に形だけとなっているケースも少なくありません。さらに、何か起これば、第三者委員会を立ち上げて、調査結果を踏まえた再発防止策には本腰を入れず、表向きの関係者の処分でお茶を濁している企業もあります。
緊急事態対応においては、実は、再発防止策や信頼回復対応は極めて重要であるにも関わらず、上記のように本気度が薄くなりがちです。緊急事態対応や危機管理広報に関する書籍やセミナーは多く存在していても、再発防止策等について、その留意点等を踏みこんで解説される機会は少ないため、何をどうすべきかが明確になっていない点も、その原因の一端としてあるかもしれません。
今回は、当社のこれまでの多くの緊急事態対応実績や、コンプライアンス体制整備、リスク管理体制整備、内部通報制度強化支援等の業務を通じて得られた知見をもとに、不祥事等発生後の再発防止・信頼回復に向けた対応における留意点について解説します。
実施概要
開催日時 | 2022年04月21日(木)14:00 ~ 15:30 (受付開始 13:45~) |
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会場 | オンライン(SPN+labo) |
受講料 | 無料 |
プログラム
- 再発防止対策・信頼回復対応の本質とは
- 形骸化の要因~コンプライアンスの強化がお題目では意味がない
- 再発防止対策実施の視点
- 信頼回復に向けた対応に関して
- 最も重要なこと
- 調査委員会と再発防止対策
- 調査委員会は免罪符にあらず
- 第三者委員会あれこれ
- 調査委員会報告書と再発防止対策の在り方
- 再発防止対策の運用のポイント
- 具体的アクションは本気度の表れ
- 教育研修のポイント
- 監査・モニタリングを通じた定着
- 合理性の担保
- 内部通報制度(機能)の強化の視点
- 内部通報制度の限界
- 内部通報制度(機能)強化の視点
- 公益通報者保護法との関係での内部通報制度強化に向けた注意点
※内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
講師紹介
西尾 晋 株式会社エス・ピー・ネットワーク 総合研究部 主席研究員(執行役員)
2001年1月、株式会社エス・ピー・ネットワーク入社。悪質クレームや反社会的勢力対応、危機管理広報等のクライシス対応支援を数多く手がける他、コンプライアンスや反社会的勢力対応、内部統制、株主総会、事業継続マネジメントシステム等に関する危機管理コンサルティング、企業危機管理アカデミーや外部オープンセミナー、大学での講義まで幅広く担当する。
現在、総合研究部にて、各種危機管理コンサルティングに携わる一方で、企業危機管理に関する各種事象やリスクの研究、各種原稿の執筆を行う。また、千葉科学大学大学院博士課程危機管理学専攻満期終了退学。研究テーマは事業継続マネジネント
【主な著書】クレーム対応の「超」基本エッセンス (2013年、レクシスネクシス・ジャパン刊) 同新訂版(2018年、第一法規刊)
企業不祥事の緊急事態対応「超」実践ハンドブック(2015年、レクシスネクシス・ジャパン刊)
中小企業のための災害危機対策(2020年、第一法規刊)
【所属 等】日本危機管理学会 危機管理システム研究学会 国際危機管理学会 総合危機管理学会