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★4月10日更新<br>2025年4月の「最新の暴排動向」<br>チェックはこちらから

★4月10日更新
2025年4月の「最新の暴排動向」
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30秒で読める危機管理コラム

危機管理のプロの視点から時事ニュースを考察しました。

諦めたらそこで終わり~闇のエコシステムを破壊せよ

犯罪組織が特殊詐欺などの実行役を集めるツールにオンラインゲームを使い始めている。チャット機能で親密になった未成年ら若者を勧誘する手口で、子どもの安全を守るため、リスクへの理解を浸透させる教育の重要性が増す。闇バイト対策として、国はSNS事業者に対し不審な求人情報の削除を要請。2024年の闇バイトに関する投稿の情報が約1万4000件あったが、サイト運営事業者などに要請した分は大半が削除されたという。また、仮装身分捜査や架空名義口座を駆使したトクリュウの首謀者や指示役の摘発など捜査の高度化・柔軟化も進む。だが、こうした対策が功を奏して公開情報を使った闇バイトのエコシステムが機能しなくなれば、より閉鎖的なコミュニティにシフトする可能性がある。いたちごっこの様相を呈すなか、犯罪組織との知恵比べに負けは許されない。(芳賀)

国土強靭化 民間の取り組み事例集を公表

内閣官房国土強靭化推進室はこのほど、「国土強靭化 民間の取り組み事例集」を公表した。国土強靭化に資するNGO・NPOや企業の先進的な取り組みを紹介するもので、今年で11回目、50事例を掲載している。新しい事例集では冒頭で能登半島地震に対する民間の取り組みを紹介するほか、2024年に取り組みを開始した事例をコラム形式で末尾に掲載した。「初動体制の構築」の項では企業や地域・NPOが連携して防災教育・啓発・訓練に力を入れる取り組みが多く掲載されており、特に香川県中小企業家同友会の災害時に向けた中小企業の連携を促すプロジェクトなどは、どの地域でも参考になるだろう。大規模な災害が発生した場合は企業が単体で復旧することは難しく、さまざまな企業や地域、サプライチェーンとの連携が重要なカギを握る。BCP担当者にはぜひ読んでいただきたい。(大越)

▼国土強靭化 民間の取り組み事例集(令和7年4月)/内閣官房

アニメで学ぶ、被害者が抱く「罪悪感」

何気なく見始めたTVアニメ。先週は高い身分にありながら、部下から虐げられている女性が描かれていた。大切な物の下賜を強要され、丁寧だが嫌味な言葉を日々投げ掛けられ、なすべき仕事もしないどころか、あえて苦手な環境を強いられる中、偶然が重なって起きたアクシデントまで、「私が悪いからかな?」と泣き出してしまう様は労しく、ハラスメント被害者が抱く罪悪感が自然に描かれていたと思う。各キャラクターの背景が丁寧に描かれ、原作の小説や漫画、TVアニメも好評なようで、多く人の共感を呼ぶ作品なのだろう。他者の背景を知り、心の痛みを理解するには、漫画やアニメは素晴らしい教科書だ。子どもの頃は「漫画なんて読んでいないで」と叱られたが、ハラスメントがなくならない組織には、「もっと漫画を読んで勉強しなさい!」と言いたくなる。(吉原)

幸せは、探すものではなく、気づくもの

世論調査会社イプソスが、日本を含む世界30カ国を対象にした調査では、日本は「生活の質」への満足度が30カ国中最も低かった。日本の回答者が、幸せではない理由として最も多く回答していたのが「経済的な状況」(64%)だった。一方、幸せを感じる理由で最も多かったのは「家族との関係」(41.1%)で、僅差で「感謝されている/愛されていると感じる」(41.0%)が2位だった。経済的困窮が幸福感に悪影響を与える一方、家族との良好な関係や感謝と愛を感じられれば良い影響を与える。TOKYO FMのリスナーが、母を失くして落ち込んだ時、美術部の先生から「幸せは、探すものではなく、気づくもの」と書かれた手紙を貰って乗り越えることができたそうだ。身近な幸せに気づけるかどうかが、幸福な人生への近道だ。時にはこういう話も社内の話のネタにしてはいかがか。(安藤(未))

▼毎日新聞『「生活の質」満足度、日本は世界30カ国で最下位 民間世論調査』(2025/4/9 11:30)

▼TOKYO FM「ジブラルタ生命 Heart to Heart ありがとう、先生! 2017年10月18日の先生のコトバ 幸せは、探すものではなく、気づくもの」(2017/10/18)

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